IR法案が成立すればいよいよ日本にもカジノが解禁されることになります。
現時点で日本全国で立候補をする地域がいくつかあり、その中で候補地を絞り込んでいく状況です。
ここで大事になるのはどのような地域にカジノができるのかということです。
そしてなぜカジノを日本に作らないといけないかも実は候補地の選定に大きく関わる要素となっています。
単にカジノで税収を確保して景気を良くしていくために行うのではなく、多くの外国人に来てもらうことなどが重要とされており、その観点で候補地を決めていくことになります。

現時点で名乗りを上げているのは北は北海道、南は沖縄となっていますが、自治体のトップの判断などで態度を鮮明にしていないケースもあります。
それでもカジノができることでの経済効果を見込んで名乗りを上げるケースが多いです。
そもそもカジノはそれだけをメインにしたわけではありません。
会議場やホテル、商業施設などをまとめた大型複合施設を構成する中の1つです。
つまり、カジノだけを単独で作るのではなく、会議場やホテルなども一緒に作ることになります。
となると、広大な土地が必要になることが明らかです。

なぜこのようなものを作るかですが、国際的な地位を高めることがまず1つです。
ほとんどの国にはカジノがあり、特に韓国はかなり熱心に行っています。
ハブ空港と呼ばれるいくつかの国際路線をまとめた空港の近くにカジノを作ることで利用しやすくさせており、それによって多くの外国人が利用します。
国際的な会議ができる会議場があまりなく、こうしたエリアを増やしていくことも日本にとっては大きな課題となっていました。
IR法案はこれらのことを実現させて、日本の国際競争力を高めていくための布石になっていきます。

ではどこにカジノができるかですが、おおむね3か所ではないかと言われています。
これは東西に1か所ずつ、地方都市に1か所でバランスをつけていくのが望ましいのではないかという議論になっているためです。
つまり、東日本と西日本で1か所ずつ、これに地方都市を加えていくことがおおよそのところが決まっていきますが、その中で有力になっているのが横浜と大阪、そして長崎です。
横浜が評価されているのが建設予定のみなとみらい地区がすでに街として完成されていることや大型の船などが停泊できる設備があることが要因です。

横浜の場合は地元の企業がかなり力を入れて取り組んでいる他、羽田空港からも近く、海外からのお客さんを集めやすいというのもポイントです。
東京のお台場も候補として挙がっていますが、横浜を上回るほどの魅力があるかは微妙です。
空港からの近さや観光地の近さなどを考慮すればお台場も捨てがたいですが、IRがメインであり、こうした強みを活かせるのは横浜が上とされています。
この後は政治的な判断や思惑などが交錯しますが、東日本に関しては横浜かお台場で決まる可能性が高いです。

関西圏では大阪がダントツでリードしています。
大阪湾には広大な埋立地があり、まだそれを活用しきれていません。
大阪の場合は万博の誘致などもあり、セットで開発をすることができる一方、テーマパークが人気を集めており、構図的にはお台場や横浜の環境とさほど変わりません。
しかも関西国際空港から近いとなればあとは交通網の整備をしておけば魅力的なエリアということになります。
関西圏のライバルは和歌山ですが、こちらは地方都市の枠で勝負する可能性があり、都市圏レベルでいえば大阪が抜きんでています。

こちらのサイトをご確認下さい。→日本のカジノ建設有力候補地はココ!

地方都市枠の最有力は長崎です。
長崎の場合はテーマパークの周辺に作ることになっており、しかも日本全国から来てもらえるようなところのため、そのあたりの強みが抜群です。
しかも提案の内容もかなり進んでおり、実現性という意味でも他の地方都市に比べればチャンスは大きいです。
和歌山の可能性もあり、南紀白浜の周辺を候補地として誘致をしようとしています。
決定的な違いは交通網の問題であり、どのように人を確保するかという部分でもあります。
そうした意味では北海道や沖縄といった元々の観光地、リゾート地への誘致も考えられます。

3か所という数字は最初に3か所から始めるという意味であり、成功すれば今後はいくつも増やしていくことが予想されます。
まずは東西で1か所ずつ、地方都市で1か所というバランスをとったやり方も理にかなっています。
増やしていくとすれば、また東西でそれぞれ1か所ずつ、地方都市で1か所で作っていくのが理想的です。
次は日本海側、四国や東北地方など様々なところにカジノを含めた大型複合施設ができることになります。

もちろんIR法案が成立しなければ意味がありませんが、これだけ具体的な議論になっている以上成立するのは濃厚です。
あとは運営をどうしていくかです。
その部分での審査を行う際に巻き返しがある可能性も否定できず、注意深く観察することが求められます。